月亭一門の豪華師弟競演、月亭八方師匠と月亭方正(山崎邦正)さんの高座に橘家文左衛門師匠をゲストに迎え、他ではゼッタイに見ることのできない異色のコラボレーションが実現
もちろん番組も豪華です。
○開口一番はやえ馬さんの「金明竹」
普段は江戸弁で落語を演っているやえ馬さん。でも実は大阪出身。
そう、金明竹での用事の口上を大阪弁で述べ立てる所はお手の物でした。
ただ、時間もなかったからか、この口上が早口すぎて、ちょっとだけ聞き取り辛かった。
後のいい間違いになるワードだけでもゆっくり言うと、いい間違い部分が更に引き立ってもっと面白くできるのに。
でも、前座さんでこの出来栄えは将来が楽しみです。
○方正さんの「貧乏神」
今、やる人も少ないと言っていた、小佐田定雄さん作の作品。
自分も初めて聞く噺でした。
枕は、実はTVの世界はウソが多いという、普段では聞けないTVの裏噺。
芸歴20年の方正さんならではの噺がたくさん。えぇ~って驚きながらも大爆笑!
「貧乏神」もかなり面白く。 方正さんは噺をちゃんと自分のものにしているので聞いているとどんどん噺に引き込まれていきます。
詳しいあらすじなどは、今回は書きません。
なぜなら、次回の方正十番勝負でも「貧乏神」をかけると思いますので自分の耳で面白さを確かめて欲しいから。
方正さんの「貧乏神」、かなり面白いですよ。
○「ツキトーク」
司会を方正さんがつとめ、事前にお客様に書いて頂いたアンケートに八方師匠・文左衛門師匠が応えるという趣向。 両師匠のお話をたくさん聞きたかったのですが、時間の都合上「江戸と上方落語の違いについて」という質問に八方師匠がオモシロ可笑しく応えて頂いたところで時間切れになってしまいました。
次回開催の時には、もっとトーク時間を長く設定しなくちゃ、と心に誓いました。
○文左衛門師匠の「青菜」
見た目はとっても強面の文左衛門師匠ですが、独特のフラ(※注)があり今、人気の噺家さんです。
枕から本題の「植木屋さん、ごせいが出ますな」と落語の一説を言っただけで会場が爆笑www
「えっ?まだ、何にも言ってないのに。」
いや、そのひと言だけで、笑いが取れるのは文左衛門師匠だけだと思います。
そしてこの師匠で特筆しておきたいのは、物を食べる所作が本当に上手いのです。
ご隠居から鯉のあらいを勧められて食べる時や柳陰を呑む所作を見ているとむしょうに鯉のあらいを食べたくなるし、柳陰を呑みたくなるのです。
実際、翌日に柳陰を飲みに出かけてしまったほどです(笑)。
文左衛門師匠の青菜は、キケンかもしれません。
(※注)フラ=芸人が生まれつき持っている何とも言えないおかしさ、資質
○八方師匠の「算段の平兵衛」
人間の欲や業を根底のテーマとしており、上方落語としては珍しくくすぐりが少なく、それだけに技量が試される噺。
普通だとちょっとドロドロとしてしまう噺なのですが、そこは八方師匠のフラで笑いも多く平兵衛も悪い男なんだけど、どこか憎めない、思わず頑張れと応援したくなっちゃう男に仕立てられてました。
サゲも独自のサゲで、これからまだまだ物語が続くと見せかけての幕引き。聞き応え充分でした。
月亭風らくご会(敬称略)
- 鈴々舎やえ馬 「金明竹」
- 月亭方正(山崎邦正) 「貧乏神」
- 方正・文左衛門・八方 「ツキトーク」
- 仲入り
- 橘家文左衛門 「青菜」
- 月亭八方 「算段の平兵衛」
レポーター:まつむら
初めまして。まつむらと申します。
まだ落語を聞き始めて3年という、まだまだ落語初心者です。
なので、ココで皆様と一緒に落語に触れて、勉強していきたいと思います。
つたないレポートですが、一生懸命やっていきますので、温かい目で見てください。
間違っていることなどありましたら、どしどしメールで突っ込んでください。
お待ちしております。



















